1. TOP
  2. ライフ
  3. グルメ
  4. おせち料理の食材の意味とは?おせち料理の知っておきたい歴史や云われ
スポンサーリンク

おせち料理の食材の意味とは?おせち料理の知っておきたい歴史や云われ

 2018/08/15 グルメ この記事は約 10 分で読めます。 102 Views

唐突ですが、お正月料理と言えば「おせち」ですよね!

では、なんで「おせち」と言うのでしょうか?食材にはどんな意味があるのか?など意外に知られていませんよね。

 

よく気にもせず食べていたおせち料理には、実はそれぞれに意味を持っていることをご存知でしたか?

今回は日本人として知っておきたいおせち料理の意味や歴史などについて調べてみました。

おせち料理の歴史について

おせちの起源は古く、弥生時代にまで遡ります。

中国から農業が伝わり、日本人が狩猟民族から農耕民族へと移行していきました。

それと同時に「暦」も伝わり、季節の変わり目の「節」ごとに神への感謝を祝う文化が生まれたのです。

神への感謝としてお供え物をする物を「節供(せっく)」と言い、その節供を使い料理したものを「御節供(おせちく)」と呼ばれました。

これがおせち料理の語源といわれています。

その後、奈良時代から平安時代にかけておせち料理の風習は定着し、宮中行事となりました。

この宮中行事を「節会(せちえ)」と言い、暦上での節目に当たる節日(せちにち)に、邪気を祓い、不老長寿を神様に願う儀式が行われました。

節会では御節供をお供えをして宴が開かれ、特に五節句の日に開かれた節会は五節会と言われ重要視されました。

※ご節供とは
節供の中でも主なの節目の日(節日)のことで、1月7日【人日(じんじつ)】、3月3日【上巳(じょうし)】、5月5日【端午(たんご)】、7月7日【七夕(しちせき)】、9月9日【重陽(ちょうよう)】の5つの節供を指します。

そして時が過ぎ江戸時代になると、徳川幕府により五節供は正式に祝日と定められ、一般庶民にも御節供料理として浸透していきました。

後に、1番めでたいと言われる正月におせち料理をを振舞う事が定着していき、これがおせちの始まりになったと言われています。

江戸時代後期の頃から、料理の一品ごとに縁起の良い意味が込められて、新年のお祝いに家族揃っておせち料理を食べるようになっていきました。

しかし、この時点ではまだ「おせち」とは呼ばれておらず、「食積(くいつみ)」または。「蓬莱(ほうらい〉」と呼ばれていました。

おせちが現在の形にになったのは、戦後の復興に合わせて様々なおせち料理が作られ、デパートなどで販売されてからです。

そのころから「お節供」から「お」の文字を取り「おせち」の名称で、重箱に入れられて販売されるようになりました。

意外にも最近の事なんですね!

 

みんなが知りたい、おせち料理の疑問点!

なんで重箱に入れるの?

重箱におせちを入れるのはどのような意味があるのでしょうか?

重箱にはこの様な意味があるとされています

・重箱を重ねることに例え、「幸せをかさねる」「福を重ねる「めでたい事を重ねる」などの意味が込められています。

・重箱は蓋で重ねることによって、清潔で場所も取らず保存が出来る。

・お客様に振舞うために、きれいに料理を詰めて見栄え良く出来る。

意味を知ると「なるほど!」と思いますよね。

おせち料理の詰め方

重箱の詰め方は正式には五段重ねですが、現在では四段重ねが基本です(最近では少子化が進んだせいなのか、デパートなどでは2段重・3段重が多いようですね)。

諸説はありますが各お重には詰める物が決まっており、料理の品数はめでたい数の奇数(吉数とも呼ばれる為)で揃えるのが正式です。

お重の呼び方は、上から一の重・二の重・三の重・与の重・五の重と呼びます。

「与の重」は本来は四になるところですが、四は不吉な「死」を想像させるので「与」を使います。

以下は五段重の場合の詰め方で、三段重などでは詰め方が違います。また、地域によって詰めるものが違うこともあります。

しかし、詰め方の基本を覚えてしまえば、毎年同じことですから覚えて損はないですよね。

重箱のみならず、お皿に盛る場合にも応用できますよ。

下記に、五段重に詰める際の一例をご紹介いたします。

一の重

お正月らしく祝い事にふさわしい、「祝い肴」や「口取り」を詰めます。

祝い肴三種(祝い膳に用いる代表的な料理)

・田作り:別名「五万米(ごまめ)」とも言う。昔、カタクチイワシを農作物の肥料として利用していたことから、五穀豊穣を願う。

・黒豆:黒には邪気を払い不老長寿をもたらすという意味がある。また、家族が「まめ」に働けるようにと願う意味もある。

・数の子:ニシンの卵である数の子は、子孫繁栄の願いが込められている。

口取り(酒の肴になる甘めの料理)

・たたきごぼう:地中深くまで根が張っているごぼうを食べ、家族が長寿・堅牢でありますようにと願う。

・栗きんとん:黄金色の栗きんとん(金団)は金の布団を意味し、金運や財運のアップを願う食材。

・伊達巻:伊達の意味から、豪華に見える・巻物に似ていることなどから知識が増えるようになど、諸説あり。

・紅白かまぼこ:色はめでたい紅白で、半円状の形状は日の出を表していると言われる。

・昆布巻き:「よろこぶ」にかけて。

・ちょろぎ:長寿を願った縁起の良い食べ物で、「長老喜」「千世呂木」などの漢字が使われる。

・錦玉子:色が金と銀の2色に例えられ、錦=二色(にしき)と語呂合わせになっているという説もあり。

・熨斗鮑(のしあわび):鮑を薄く切って、長く引き伸ばしたものが熨斗鮑です。その為、長生きをするという意味があります。

「のし」は、伸ばすということから出世や発展などの意味にも通じてます。

…など

二の重

縁起のいい海の幸を使った焼き物を詰めます。

・鰤(ぶり):出世魚なので立身出世を願う。

・鯛:めでたいの「たい」にかけて。

・海老:腰が曲がった海老のように、長生きするように。

…など

三の重

家族の円満を願い、山の幸を中心に煮しめを詰める。

・蓮根:蓮根の穴に見立て、将来の見通しが良くなるように。

・里芋:子芋が良くつくことから、子孫繁栄を願う。

・八つ頭:頭となり、出世が出来るように子孫繁栄を願う。

・くわい:大きい芽が出るので、「めでたい」にかけて。

・ごぼう:根を深く張ることから、代々続くことを願う。

…など

与の重

日持ちがする酢の物を中心に詰める

・紅白なます:紅白は祝いの水引にも通じめでたい。また、根菜の様に根を張る事を願う。

・菊花かぶ:菊は邪気を祓い、不老長寿の象徴。めでたい菊を型作り、紅白に染めます。

・小肌栗漬け:小肌は出世魚なので縁起が良い。

…など

五の重

五の重は、昔から「年神様から授かった福を詰めておく場所」として空にしておきます。

おせち料理の煮物の意味や由来、地域での違いとは?

祝い箸とは?

祝い箸はおせち料理やお雑煮を頂く時に使う、「慶事用」の縁起箸の事です。

サイズは、縁起の良い末広がりという意味で八寸(約24センチ)という長さになっております。

呼び名は両口箸(りょうくちばし)、柳箸(やなぎばし)、俵箸(たわらばし)などと呼ばれ、それぞれの名に意味を持ってます。

両口箸

両口箸とは、両端が細く(両細)なってます。

片方は神様が、もう一方は人が使うためにあり、「神人供食(しんじんきょうしょく)」を意味してます。

これは、お正月に祝い膳を年神様にお供えしてから、それを下げていただく為で、年神様に感謝し一年の恩恵を受けるという意味があります。

ですから、箸の一方で食事をして、もう一方を取り橋に使用するなんて事はしてはいけませんよ!

柳箸(家内喜箸)

祝い箸は柳の木から出来ています。

柳の木は大変丈夫で折れにくいので、壊れないという事から縁起が良い木として祝い箸に使われています。

また、柳の木は水で清められた神聖な木と言われ、春先になると真っ先に芽吹くので「めでたい木」と言う意味もあり、祝い箸は家内喜箸(やなぎばし)とも言います。

俵箸

俵箸はその名の通り、祝い箸の形状が俵の様に先端が細く中央が太めになっている事を現しています。

これは五穀豊穣の願いを込め、俵の形を模した事によります。

祝い箸の使い方

祝い箸はお正月に使う前に、まず大晦日に家長がそれぞれの箸袋に家族の名前を書き、神棚にお供えをします。

そのお供えした祝い箸を、元旦に家長が神棚から下ろし家族でおせちをいただきます。

元旦に下ろした祝い箸は、食事毎に自分自身で洗い清め、また自分の箸袋に収めて松の内(1月7日)まで使用するのが一般的です(正月三が日と言う地域もあります)。

使い終わった祝い箸は、ごみ箱に捨ててはいけません。

お近くの神社などでお焚き上げで焼いてもらうのが良いでしょう。

どうしても難しい場合は、塩で清めて白い紙に包んで燃えるゴミで出しましょう。

祝い箸でやってはいけないこと

祝い箸は神様と食事を共にする神聖な箸ですから、使う際にマナー違反にならないようにしたいものですよね。

やってはいけない使い方を「嫌い箸」「忌み箸」「禁じ箸」などと呼びます。

そんなマナー違反の一例をあげてみましょう。

迷い箸 何を食べようかと迷い、箸を料理の上で動かす仕草。
さし箸 食べ物に箸を刺して食べる仕草。
立て箸(仏箸) お茶碗に盛ったご飯に箸を突き刺す仕草。(亡くなった方にご飯をお供えする時にするため)
くわえ箸 器を持つ際に、箸を口にくわえる仕草。
渡し箸 食事の途中に、箸置きを使わず器の上に置く仕草。
ねぶり箸 口の中に箸をいれて舐める仕草。
探り箸 お椀などの中身を箸でかき混ぜて、中身を探る仕草。
せせり箸 箸を爪楊枝代わりにして、歯をほじる仕草。
指し箸 箸を向けて人や物を指す仕草。
かため箸 箸でご飯を固める仕草。

いかがでしょうか?

自分にも身に覚えがあり恥ずかしくなりました!

記載してませんが他にも色々あり、一説には80種類ほどあるとも言われています。

知らないで気にも留めずやっていた仕草がマナー違反だったなんてかっこ悪いので、是非この機会に覚えておきましょう。

 

おせち料理に入れてはけないもの

これまではおせち料理に使う縁起のいい食べ物を書き出してみましたが、では使っていけない食材はあるのでしょうか?

調べたところ、それほどこだわる必要はない様で、実際に色々な食材が使われていますよね。

ただし、牛肉・豚肉だけはおせち料理に使ってはいけないのです。

話は遡りますが、西暦675年(天武四年)に天武天皇が出した「肉食禁止令の詔」によるものと言われています。

この命令により牛馬や豚、熊、鹿などの四つ足の動物を殺傷することは禁じられ、年神様へのお供え物の「おせち」にも豚肉や牛肉を入れることが無くなったと言われてます。

しかし、鳥類は禁止されなかった為、お雑煮やお煮しめなどに使われていたようです。

 

今年、おせち購入を検討されている方はご参考ください!

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

毎年、お正月に食べていたおせち料理にも様々な意味や願いなどが込められいたのですね。

遥か昔から続く日本の伝統料理ですから、食べ物に込められた意味などを考え、有難くいただきたいものですね。

現代では自分で作る家庭も減ってきて、通販や百貨店で購入することが増えてきていますので、洋風や中華など、昔は無かったおせち料理が増えてます。

そんなおせち料理の具材などの意味などを調べてみるのも楽しいかもしれませんね。

 

スポンサーリンク

\ SNSでシェアしよう! /

注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

こちらの記事も読まれてます

  • おせち料理の煮物の意味や由来、地域での違いとは?

  • 京都東山料亭「道楽」監修のおせち「清新」「新玉の息吹」

  • 冷凍おせちか?冷蔵おせち(生おせち)か?違いと正しい選び方とは

  • 『おせち料理』に使う魚料理12選!意外に知らない食べ方や由来のまとめ

  • 博多久松のおせち通販【新春2020年版】今年のラインナップや特徴は?

  • 京都のおせち料理の特徴や人気の料亭おせち